試合:WBO世界バンタム級11位の健文が、約7年9ヶ月ぶりに日本のリングに上がった。拳を交えたのは、WBO世界スーパーフライ級1位のカタラジャ。中間距離でジャブの差し合いからスタートで緊張感あふれる攻防。2回、健文はプレスをかけて左ボディを好打。相手のリターンの右を冷静に対応。続く回も決定打こそ出ないが、ヒリヒリした駆け引きを展開。4回、カタラジャはリターンの左フックを好打し見栄えの良さをアピール。ラウンド終了後、カタラジャは、右ストレートで倒すがこれはノーカウント。ゴング後の加撃の反則によりカタラジャに減点1が課せられた。5回、偶然のバッティングでカタラジャは左目上をカット。6回、中間距離での技術戦でお互いに譲らず。7回、健文は両手を広げて誘い出すが、カタラジャはこれに乗らず。ラウンド終了直前、カタラジャは右カウンターでグラつかせて攻勢。8回、カタラジャは左フックで迎え撃ち試合巧者ぶりを発揮。9回、健文はプレスをかけて積極的な攻撃。10回、両応援団が声援を送る中、健文はワンツーを叩き込むとプレスをかけてアグレッシブな姿勢を見せた。採点は割れたが健文に軍配が上がった。健文が無敗の世界ランキング1位を撃破した。