試合:石脇と東京五輪ウガンダ代表のデビッドが空位の日本ウェルター級王座を争った。デビッドが独特のリズムから左フック、右オーバーハンドで先制攻撃。ガードしながら左ボディを返した石脇だが、やや動きが硬い。2回、デビッドは左のコンビネーションでリズム感のある攻撃。3回、打ち合いに持ち込みたい石脇だが、上体が柔らかい相手を捉えきれず。4回、石脇は右フックを浴びながらもプレスをかけて左ボディ、左フックを好打。5回、デビッドのテンポの良さは変わらず。石脇はヒッティングで左目上をカットした。前半終了時の公開採点は、48-47×1、49-46×1、50-45×1でデビッドがリード。6回、デビッドは緩急をつけたコンビネーションでペースを維持。勝負が決まったのは7回。デビッドが上下に打ち分けるとダメージの深さを考慮したレフェリーが試合をストップした。デビッドが7戦目で日本チャンピオンに輝いた。