試合:日本ユース・バンタム級王座決定戦。2021年西日本新人王の平井とアマチュア60戦41勝19敗の成績を残し、プロ3戦目に臨んだ金城が拳を交えた。初回、サウスポー金城は前の手で距離を作ると左オーバーハンドをヒット。2回、揺さぶりをかけながら懐に飛び込むとする平井だが、金城は左ボディアッパーを決めるとポジションを上手く入れ替えた。3回、金城は左ストレートで迎え撃ちリズムを作ると、カウンターの右フックでダウンを奪った。続く回も金城のラウンド。キレのあるワンツーでポイントを加点。打ち合いに持ち込みたい平井だが突破口を開けず。6回も金城は集中力を切らさず左ボディアッパー、ワンツーをヒット。距離をキープしながら冷静な試合運びを見せた。7回、金城は左ストレートでガクッと腰を沈めさせると連打でダメージを与えた。最終8回、金城は金城はワンツーで効かせるとパンチをまとめて2度目のダウンを演出。レフェリーはノーカウントで試合をストップした。華麗なテクニックを見せた金城が日本ユース王者に輝いた。