試合:アマチュア10冠、ここまでプロ3戦全勝(3KO)の今永がWBO-APライト級3位のマラプと拳を交えた。マラプがプレスをかけながら右を強振。しかし、サウスポー今永は慌てる素振りを見せず前の手で距離を作ると左ストレートで突き離した。2回、マラプは上体を揺らしながら変則的な角度から繰り出す右フックで脅かす。偶然のバッティングでマラプは左目上をカットした。躊躇なく左右を振ってくる相手にやりずらさを感じさせた今永だが、4回に左カウンターを決めてダウンを演出。右ボディ、ワンツーを決めて優位に進めた。5回、今永は相手の右フックを見切ると左ストレートを再三ヒット。被弾したマラプは自らのグローブを叩いて鼓舞したが思い通りの展開を作れず。終盤も今永は相手の右を警戒しながら試合をコントロール。最終8回も今永はアウトボクシングで相手の攻撃をシャットアウトした。採点は割れたが今永を支持。今永がデビューから4連勝した。