試合:サウスポー荒木がキレのある右フックから左ストレートを叩きつけるが、フィリピン出身のマグダレナはガッチリとガードを固めるとコンパクトな左ボディで応戦。2回、マグダレナはプレスをかけてボディ攻撃で体力を削りに行くが、荒木はカウンターの右フックでグラつかせると右フックを強振。3回、マグダレナはなおも左ボディに狙いを定める。ガードの上だが効果は十分。我慢の時間が続いた荒木だが、ラウンド終盤に右ショートアッパーでガクッと腰を沈めさせた。最終4回、マグダレナは回転力を活かした連打で攻勢。荒木も最後まで意地を見せた。ジャッジ2者が引き分けとしたが、激戦を繰り広げた両者にこの日、一番の歓声が沸き起こった。