試合:18歳の佐藤が距離を潰して左右フック、右アッパーを打ち込み先制攻撃。後手に回ったサウスポー今淵は懸命にパンチを返すが相手の勢いを止めることができず。佐藤はボディにパンチを集めて攻勢を強めた。2回、今淵は被弾しながらも手数を増やして反撃に出るが、佐藤も真っ向から応戦すると右フックでグラつかせてダウンを演出。3回、激しいパンチの応酬の中、今淵は右アッパーをヒット。プッシュしながらコツコツとパンチを当てて挽回した。最終4回、両者とも気持ちのこもった打撃戦を展開。試合終了のゴングが鳴ると盛大な拍手が送られた。ダウンを奪った佐藤がデビュー戦を勝利した。36歳で来月にボクサー定年を迎える今淵はこれがラストファイト。リングを降りると惜しみない拍手が送られた。