試合:WBC世界フライ級15位の畑中と日本同級7位の浅海の対戦。中間距離で距離の探り合い。初回は畑中が単発の右アッパーをヒット。2回、畑中はジャブを突きながら丁寧に組み立てると右カウンターを好打。強気に打ち返す浅海だが決定打を打ち込めず。4回、浅海はステップインからの右フックをヒット。反撃の狼煙をあげた。5回も浅海は右オーバーハンドで膝を揺らし見栄えの良さをアピール。畑中は左を軸に強気の姿勢を見せた。続く回は激しいパンチの応酬。7回、回転力を活かした連打を繰り出す畑中に対し、浅海は右フックで顔を弾き対抗。最終8回、豊富な手数で攻めたてる浅海に対し、畑中は打ち終わりに左フックを好打し攻勢を印象付けた。ジャッジ3者ともに2ポイント差で畑中が勝利。激戦を制した畑中がデビューからの連勝を伸ばした。試合後、畑中は「相手は『食ってやろう』という気持ちの強さを感じた。4ラウンドに鼓膜が破れたと思うが気持ちで負けなかった。会長のGOサインが出たらさらに上を目指していきたい」と語った。