試合:アマチュア40戦27勝13敗の田中とインターハイ準優勝の実績を持つ大木の対戦。サウスポー大木が滑らかな動きから左ストレート、右アッパーをヒット。対する田中はガードを固めながらジリジリと距離を詰めて右ストレートを返した。2回、大木は左カウンターを好打すると、返しのパンチを距離で外し見栄えの良さをアピール。左右アッパーも冴えわたった。3回も大木は左ストレート、返しの右フックを決めて鼻上部を切り裂き攻勢。4回、田中は出入りを意識しながら手数を増やして反撃。5回、大木はワンツーで膝を揺らすが、田中はプッシュしながら細かいパンチでしつこさを発揮。6回、左ストレートで突き放したい大木だが、田中は距離を潰して徹底したボディ攻撃。大木も懸命にパンチを返して試合終了のゴングが鳴り響いた。前半は大木、後半は田中のペースで進んだ試合はドロー!会場から盛大な拍手が送られた。