試合:38歳の日本王者・川崎と4度目の日本王座挑戦の丸木が対戦した。川崎がジャブを飛ばしながらプレスをかけると右クロスをヒット。対する丸木は打ち終わりに左ボディを返した。2回、川崎は丁寧に組み立てると右カウンターを好打。丸木も単発で返すが、川崎の見栄えが上回った。3回も川崎のアウトボクシングが機能。5回、丸木の左ボディで動きを止めにかかったが、川崎も右を返して応戦。前半終了時の公開採点は、48-47×1、49-46×2で川崎がリード。6回も川崎はジャブを軸に距離をキープ。7回、丸木は右フックで顔を弾いて反撃。このラウンドは川崎は狙いすぎなのか手数が少なかった。8回も丸木が積極的に攻めて挽回。9回、丸木はプレスをかけて左ボディ、右アッパーを好打。川崎はボディが効いてきたのか動きが止まってきた。最終10回、頭をつけての打ち合いとなるが手数で勝ったのは丸木。グイグイと攻め立て猛追した。ジャッジに委ねられた採点は、3者ともに95-95。川崎がベルトを死守した。