試合:元世界王者の木村が約3年8ヶ月ぶりに日本のリングに上がった。拳を交えたのはインターハイ優勝の実績を持つ堀川。初回、堀川がサークリングしながらジャブを飛ばすと距離を詰めてくる相手に左フックをヒット。しかし、木村は慌てる素振りを見せずガードを固めながら左フックを返す。クリーンヒットとはいかないがパンチ音に会場はどよめいた。2回、木村は相撃ちの左で顔をのけぞらせると、圧力を強めて攻勢。3回、木村は左ボディを痛打し動きを止めにいくが、堀川は左右に動きながら細かいパンチで対抗した。4回、堀川は打ってはサイドに回り込み的を絞らせず。5回、木村がついに捕まえる。右ロングフックで膝を揺らすと強烈なパンチで襲い掛かる。しかし、堀川は真っ向から打ち合うことでピンチを脱した。6回も木村のラウンド。左ボディで動きを止めると左右のフックで仕留めに行く。同時打ちを狙う堀川だが守勢を強いられた。7回、堀川のボディ攻撃が思いのほか効いたのか木村の動きが止まる。最終8回、堀川は右ストレートを叩きつけると、豊富な手数で攻勢。木村も最後まで意地を見せた。ジャッジに委ねられた採点は2者が引き分けとした。激戦を繰り広げた両者に盛大な拍手が送られた。