試合:元日本2階級制覇王者の黒田が、約2年8ヶ月ぶりのリングに上がった。拳を交えたのはアマチュア58戦41勝17敗を経てここまで3戦全勝(2KO)の重里。初回、サウスポー重里がジャブから左ストレートを打ち込むが、黒田はバックステップで回避すると左フックを叩きつけた。2回、重里は上体でリズムを取りながら、上下に打ち分け見栄えの良さをアピール。3回、重里は相手のボディ攻撃をブロックすると左右のショートアッパーをヒット。続く回も右でコントロールすると右フックで左目上を切り裂いた。5回も重里のラウンド。パンチの振りが大きくなった黒田に左カウンターを決めてポイントを加点した。守勢を強いられた黒田は6回、距離を潰してワンツーを好打。重里も押し負けず意地を見せた。最終8回、激しいパンチの交換となるが、重里は左ストレートをねじ込むと右フックを好打しジャッジに攻勢をアピールした。4戦目の重里が世界挑戦経験のある黒田を撃破した。