試合:今年6月にランキング入りした松本と日本タイトル挑戦経験のある池田が対戦。池田がジャブから右ストレートを好打すると、積極的な攻撃を展開。松本はジャブから立て直しを図るが、池田はラウンド終了間際に右カウンターから連打を浴びせて先手を奪った。2回、中間距離で危険なパンチを交錯させてスリリングな攻防。松本が左ボディを突き刺せば、池田も強気に打ち返した。3回、松本は出入りを活かしたボクシングで見栄えの良さをアピール。4回、池田は左ボディを痛打すると右フックを叩き込む。しかし、松本はプレスをかけてジワジワと攻め立てワンツーを返した。相手のパンチをブロックした松本は、右をねじ込み攻勢。6回、池田は右を強振し勝利への執念を見せる。このラウンド、池田は偶然のバッティングで左目上をカットした。終盤は、お互いに懸命にパンチを繰り出し試合終了のゴングを聞いた。ジャッジ1者が松本を支持したが、残りの2者は引き分けとし勝敗がつかなかった。