試合:2020年東日本ミドル級新人王の可兒が、左を伸ばしながらスピードを活かした攻撃を見せる。対する伊藤は、プレスをかけながら右ボディで動きを止めにかかった。2回、伊藤はワンツーで後退させるがラウンド終盤、可兒はコンビネーションで反撃すると左フックでグラつかせて明確にポイントを取った。リズムを掴んだ可兒は3回、ジャブを軸にワンツーを好打すると相手の返しのパンチをするりとかわした。流れを変えたい伊藤だが、機動力のある可兒を捉えきれず。6回、可兒は右アッパーで体を泳がせ倒しにいったが、伊藤も最後まで粘りを見せた。終始、主導権を握り続けた可兒が勝利した。