試合:元日本王者の36歳大場が42戦目のリングに上がった。拳を交えるのは16歳下でこれがB級初戦の中村。初回、中村がプレスをかけてジャブからワンツーをヒット。大場は打ち終わりに左フックを狙った。2回、中村はコーナーに詰めてワンツーを繰り出すが、大場はL字ガードで被弾を最小限に抑えると、ジャブから右ストレートにつなげた。3回、中村は右ショートアッパーを決めると距離を詰めてアグレッシブに攻め立てペースを渡さず。4回、大場のジャブが機能。相手に的を絞らせず老獪なボクシングで反撃。それでも中村は5回、右ストレートを伸ばし積極的な攻撃を仕掛けた。6回、大場は左右に動きながら右ショートを好打。中村も最後まで手を出し続けた。ジャッジに委ねられた採点は大場に軍配が上がった。ラストファイトに臨んだ大場が有終の美を飾った。