試合:元世界2階級王者の亀田が約1年10ヶ月ぶりにリングに上がった。初回、ジャブを飛ばす三宅に対し、亀田はガードを固めながらジリジリと距離を詰めるとシャープな左をヒット。さらに左ボディを突き刺し、早くもペースを握った。2回以降も亀田は、ジャブを再三決めると多彩な左でじっくりと攻めた。流れを変えたい三宅は4回、距離を詰めてボディにパンチを集めるが、亀田は鉄壁のディフェンスで決定打を許さず。右をほとんど出さず左一本でダメージを与えた。スピードとテクニックを存分に見せていた亀田だが、5回に驚きの展開が。三宅のタイミングの良い右を浴びてダウンを喫した。亀田にダメージは感じられず再開。その後も亀田が左を軸に試合を組み立てポイントを加点した。8回、亀田は左ボディで動きを止めるが、三宅は歯を食いしばりながら懸命にパンチを返す。終始、冷静な試合運びを見せた亀田が復帰戦を勝利した。