試合:サウスポー内藤がジャブで距離を測りながら左ストレートを好打。ガクッと腰を沈めさせて幸先の良いスタートを切った。今野はプレスをかけて右ストレートを狙うが内藤はサイドに回り込んで被弾を回避した。2回、内藤は単発の右ボディで見栄えの良さをアピール。今野はジリジリを距離を詰めてサウスポーとの距離感を掴みにいった。4回、内藤はスピードを活かした試合運びで相手の攻撃をシャットアウト。4ラウンド終了時の公開採点は39-37×1、40-36×2で内藤がリードした。5回、リズムを掴んだ内藤はジャブを軸に多彩なコンビネーションを披露。6回、今野は右ボディアッパーを痛打し動きを止めると、内藤も真っ向から打ち合った。7回、前に出る今野に対して、リングを大きく回って距離を保ちながら内藤がカウンターを狙った。8回、内藤は上下にパンチを散らし着実にダメージを与えると今野はダウン寸前まで追い込まれた。8回終了時には78-74×1、79-73×2と内藤がリードを広げた。9回、左が出ない今野に対し、内藤はジャブを軸に冷静な試合運びを見せると、インターバル中に今野陣営から棄権の申し出があった。テクニックを見せた内藤が4度目の防衛に成功した。