試合:開始から溜田が距離を潰して右フック、右ボディをヒットさせて先制攻撃。サウスポー森は左ストレートを返し冷静に対応。しかし、溜田はグイグイと前に出ると右アッパーで顔を弾いた。2回、森はサイドに回りながら上下に打ち分け見栄えの良さをアピール。3回、溜田は得意の打撃戦に持ち込むと右アッパー、ワンツーを好打。続く回はボディにパンチを集めて足を止めにかかった。5回、森はサークリングしながらワンツーをヒット。溜田は多少の被弾をものともせずに左右をまとめて譲らなかった。7回、森はワンツーからロープに詰めて左ショートアッパーを決めて攻勢。ラウンド終盤には連打でダメージを与えるが溜田も懸命に打ち返し勝利への執念を見せた。9回、森は出入りを意識したボクシングで相手に的を絞らせずポイントを加点。森はジャブを軸にゲームをコントロールすると、11回にワンツーで右目上を切り裂き攻勢。ドクターチェックの後、森はコーナーに詰めて連打を浴びせるとダメージの深さを考量したレフェリーが試合を止めた。森が3度目の防衛に成功した。