試合:注目の日本ウェルター級王座戦はゴングと同時に小原が飛び出してワンツーでいきなり仕掛ける。サウスポー永野はグイグイと前に出て左ストレートをボディにヒットするとワンツーで顔を弾き対抗。しかし、距離をキープした小原は左フック、右フックを叩きつけ優勢を印象づけた。2回、小原はジャブから冷静に組み立てるとシャープな右で先制のダウンをゲット。3回も小原は遠い距離から攻め込むとスピードを生かしたワンツーでペースを維持した。劣勢の永野は4回にダメージを重ねながらも距離を詰めてワンツーで顔を弾いたが、5回に小原のワンツーを浴びてダウン寸前の大ピンチに陥った。前半終了時の公開採点は50-44×3で小原がリード。その後も小原は的確なパンチでダメージを与えると7回にギアを上げたありったけのパンチでレフェリーストップに持ちこんだ。小原が日本王座2階級制覇を成し遂げた。