試合:15連続KO勝ちの日本記録保持者で元世界王者の比嘉が約1年10ヶ月ぶりのリングに上がった。師匠・具志堅用高会長も使用していた入場曲、メイナード・ファーガソンの、「Conquistador」が流れると超満員観客のボルテージは最高潮に達した。初回、比嘉はサスウポーのブエナオブラの攻撃をダッキングでかわすとワンツー、左ボディーをヒット。久しぶりのリングの感触を確かめるようにじっくりと攻めた。初回、ブエナオプラは比嘉のパンチで左目上をカットした。2回、ブエナオブラの左カウンターを浴びてバランスを崩した比嘉だが、その後はガッチリとガードし被弾を回避。3回、ギアを上げた比嘉は左ボディーから左右のパンチをまとめると続く回も回転力を生かした連打で攻勢をかけた。ブエナオブラは偶然バッティングで今度は右目上をカットした。6回、比嘉はプレスを強めると回転数を上げて連打で攻勢をかけると右ボディーアッパーでついにダウンを奪った。立ち上がったブエナオブラにパンチをまとめて最後も右ボディーでフィニッシュした。試合後、「大吾」コールが巻き起こると沖縄の星は笑顔を見せた。