試合:元日本王者の尾川が、今年7月にロンドン五輪銅メダリストの清水聡(大橋)の挑戦を6回TKOで退けたノイナイにアタック。まずはサウスポー王者が必殺の左ストレートを伸ばして圧力を掛けると、尾川はこれを反応よくかわし、打ち終わりに右ストレートを狙うが、ノイナイの右フック、左ボディストレートに押され気味。2回は序盤に右のカウンターをヒットさせた尾川だが、ノイナイもこれに左のショートを返し、打ち合いは激しさを増した。この回、ノイナイはバッティングで左目上をカット。4回、尾川は右ボディストレート、左フックのコンビネーションでノイナイを揺さぶり、続けてタイミングよく左右を好打したが、今度はバッティングで尾川が負傷。右目上からの出血が酷い尾川だったが、アクシデントをものともせず、4回は右ストレートを連続でヒット。しかし、またもや終盤にノイナイがバッティングで左目上をカット。おびただしく出血したが、ラウンド終了間際ということもあり、試合は続行された。5回は両者とも鮮血が飛び散るなか打ち合ったが、2分過ぎのバッティングで試合は中断。ノイナイの負傷が激しく、これ以上の続行を危険と判断したレフェリーが試合を止め、5回負傷判定に。結果は三者三様のドローとなり、ノイナイが2度目の防衛に成功した。