試合:今年5月の前戦で元日本王者を破る波乱を起こしたサウスポーの安藤は、4連勝中の強打者、豊嶋と対戦。立ち上がり、プレスの豊嶋に右ジャブを散らしリズムを計る安藤だが、豊嶋の踏み込みは鋭く、距離を潰されたところで左フック、左ボディを痛打した。安藤も2回は左クロスを合わせ巻き返しを図るが、それ以上に豊嶋のプッシュが激しくコーナーに詰まる場面が増えた。3回以降、安藤は豊嶋の右を外しながら左アッパーを返したが、手数で上回られポイント的にも苦しい状況。すると5回にボディを効かされ、連打を浴びダウン寸前まで追い込まれた。それでも安藤はしぶとく粘り、6回には豊嶋が入ったところに左右を細かくまとめたが、流れを変えるまでには至らず。7回に右を効かされると力なく後退し、ボディを抉られダウン。この回、ボディでダウンを追加された安藤は、最終8回にも右ストレートから返しの左ボディを浴び3度目のダウン。カウントアウトを拒否し再開に応じたが、豊嶋攻勢のままゴング。最大11ポイント差がついた。