試合:正規王者の怪我で約10ヶ月延期された統一戦は、リング中央での立ち合いから宮尾がスピードを活かした出入りで先手を取り、左フック、右ボディストレートと打ち込んだ。アラルコンも2回は宮尾の入り際に左フック、右クロスを強打するが、攻守の切り替えが速い宮尾から明確なヒットは奪えず。逆に宮尾は3回に右アッパー、左フックを好打し、攻勢をアピールした。中盤に入っても宮尾はディフェンス良く距離を支配。5回には手数を増やし右クロスを、6回には右アッパーを好打した。アラルコンもペースを乱さずに思い切りの良いワンツーで圧力を掛け、宮尾に左アッパーを警戒させたが、7回にはボディを効かされ苦悶の表情を見せた。宮尾は終盤もスピードを落とさず、右フック、左アッパーと打ち込んだが、正規王者もさすがにタフで決定機までは作れなかった。最終10回は両者ともポイントを取りに激しく打ち合い、そのまま終了。宮尾が優勢かと思われたが、ジャッジ2者は正規王者を支持。アラルコンが王座統一に成功した。