試合:12戦全勝(9KO)のホープ梶と40戦のキャリアを持つ古豪オライスのランカー対決。いきなりの右ストレートで入った梶がプレスをかけ、サウスポーのオライスが距離を保ちながら左を狙う立ち上がり。初回はオライスの左がローに入るアクシデントがあったが、2回に入ると梶のペースが上がり連打でオライスを攻め立てた。ここでオライスも左の強打を返し梶を慌てさせたが、梶は立て直すと手数でオライスをプッシュ。3回はオライスがハンドスピードのあるワンツーで反撃に出るが、梶は冷静に距離を測り、右のカウンターを合わせた。4回も梶が右ストレートからステップインしパンチをまとめると、オライスは下がりながら時折左の単発で踏み込み対抗。この展開がしばらく続き試合は膠着したが、後半も梶が手数と有効打で上回り、接戦をものにした。