試合:2度目の世界挑戦を狙う41戦目の近藤と、無傷で突き進むホープ平岡との対決。左構えから右ジャブを飛ばし左ストレートに繋げる平岡に対し、近藤は慎重にカバーしながら距離を縮め左フックで応戦。平岡の左ストレートも上手くダッキングで外し中に入るなど、まずまずの立ち上がりだったが、2回に入ると強烈な左右フックを叩きつけられ、バランスを崩してしまった。これで平岡がペースを掴みかけたが、3回は近藤が細かいフェイントからいきなりの右をヒットさせ反撃。相手に傾きかけた流れを引き戻すと、4回にもこの右をさく裂させ平岡を追い込んだ。しかし、平岡も崩れることなく強打を返し、5回に左右フックで再び近藤の腰を落とした。6回は逆ワンツーから左アッパーを効かされた近藤は、7回は相撃ち覚悟で押し返すも右フックをカウンターで合わされ、さらに左アッパーを痛打。これで優位に立った平岡は、終盤も近藤が踏み込んだところに左を合わせ、試合をコントロールした。近藤も9回終盤から最終10回にかけて右のヒットから平岡を攻め立て、最後は激しく打ち合ったままゴングを迎えたが、判定は最大6ポイント差で平岡に軍配が挙がった。