試合:16年度全日本新人王の豊嶋が、過去に日本人と3戦して3勝3KOの元韓国王者を迎えた。3連勝中と勢いにのる豊嶋がパワフルな左ジャブで先手を取ると、体を振って踏み込み右ボディを好打。ウォンも細かいフェイントを交えて左フックのカウンターを狙うが、立ち上がりは豊嶋がスピードと回転力で上回った。2回はウォンがペースを上げ、左フック、右アッパーで襲い掛かるが、豊嶋は引かずに左右フックの強打を返し、ウォンを追い込んだ。パワーでも確実に上を行く豊嶋は、続く3回も細かいコンビネーションでコーナーに詰め、最後はフラフラのウォンにワンツーをまとめレフェリーストップを呼び込んだ。日本人キラーに快勝した豊嶋は、試合後のインタビューでは「実力者揃いの帝拳ジムで存在感を見せていきたい」と抱負を語った。