試合:1月の日本王座決定戦からの再起戦となる中川が長いリーチを活かし左を突くと、番狂わせを狙う三浦は打ち終わりに鋭く踏み込み、アッパー、ストレートをヒット。幸先の良いスタートを切った三浦だが、2分過ぎに素早くポジションチェンジした中川の右がさく裂し、体勢を崩した際にキャンバスに手をついた。ここから激しく攻守が入れ替わり、2回は三浦が右を続けて好打。3回はジャブの差し合いで中川を後退させ勢いづくが、中川も上下の打ち分けに苦しみながら右をカウンターで合わせ対抗。後半はさらに打ち合いの激しさが増し、三浦が下から左右を突き上げれば、中川もアッパーで三浦の顔を跳ね上げ、ワンツーをまとめた。すると6回にヒッティングで三浦が右目上をカット。鼻からの出血も多い三浦だったが、7回も全開で中川をプッシュ。中川に大きなダメージはなかったが、打ち合いに引き込まれた印象が強く、ポイントを取れているかは難しいところ。それでも最終8回まで三浦と互角に打ち合い、三者三様のドロー。結果として三浦の善戦が光った。