試合:立ち上がり、17年度全日本スーパーフライ級新人王のサウスポー今川が細かい出入りでリズムを計り、矢島がバックステップを使いながら打ち終わりに右を狙った。しばらくはこの右を警戒していた今川だが、右フックがヒットすると左ストレートに繋がりだし、攻撃にテンポが生まれた。矢島もステップを刻み、速い踏み込みから右を突いて距離を潰すと、4回にペースを上げ右ストレートでダウンを奪った。今川は再開後にも右をもらいグラついた。5回はポイントを取り返すべく今川が中間距離から左ストレートを打ち込み、相撃ちながら返しの右フックで矢島のバランスを崩した。6回以降も左右を好打し猛追した今川に、矢島もダッキングで左をかわしては鋭くジャブ、右ストレートを打ち込み譲らなかったが、ポイントには結びつかず。今川が逆転の判定勝ちでランキング復活を濃厚なものにした。