試合:昨年の全日本新人王バンタム級決勝で敗れた石川の再起戦。2度の来日経験のある比国ホープのメデュラが中間距離からフック気味のリードをタイミングよく合わせ前に出ると、ガードを固めさせられた石川も左フック、右クロスをカウンターで狙うが、初回はメディラの強打が光った。2回も開始から前に出たメデュラが上下の打ち分けでプッシュ。すると石川が下がったところに左を突いてダウンを奪った。ここは石川もダメージなく立ち上がり、この回終盤にボディからパンチをまとめ反撃。3回に入ると上手くメデュラを誘い込み、右ストレート、左ボディでペースを握った。時折、右の相撃ちで膝も揺らされたが、プレスをかけ続け4回にも左フックの好打から一気に畳みかけた。メデュラはダッキングでかわしきれずに守勢にまわったが、なおもパンチを返し、5回も石川のラッシュを耐えきった。最終6回も石川が左右のボディ、右ストレート、左フックで追い立てたが、タフなメデュラを仕留めきれず。それでもダウンポイントを跳ね返し、判定勝ちで再起を飾った。