試合:前戦で日本ユース王座を獲得した木村が約7カ月ぶりのリングに立った。比国王者バレスピンは昨年7月の来日で現WBOアジアパシフィック王者の森武蔵(薬師寺)を苦しめた実力者だが、木村はリングを大きく使い相手の出方を見定めると、バレスピンの踏み込んで放つ右を外し、打ち終わりにストレートをヒット。バレスピンもこれをしっかりとガードし攻撃に移ったが、木村を脅かすほどのものはなかった。すると2回、スピードに乗った木村は角度を変えた右のダブルから左ボディに繋げダウンを先取。バレスピンは悶絶したまま立ち上がることができずに10カウントが数え上げられた。