試合:再起戦で無敗のユース王者を迎えた10年選手の有川。注目の新旧対決は、まずは有川がジャブを突いて前に出るが、金子の右ショートでグラつくと、ここから怒涛の連打を浴び左フックでダウン。立ち上がった有川は再び前に出ると左ボディから右クロスを返すが、金子も決め急ぐことなく距離を意識してはジャブ、ワンツー、ボディで冷静に対応した。2回も有川が先手で仕掛け、金子がスウェーでパンチを外しながら左フックを狙う展開。有川のプレスも強烈で金子はボディを削られたが、クロスレンジで打ち合うと再び連打を爆発させ前日本王者を追い込んだ。3回、劣勢の有川はサイドに動きたいが、どうしても正面で迎え撃ってしまい、コーナーに押し込まれたところでアッパー、フックの連打を浴び防戦一方に。最後は右フックで崩れ落ちレフェリーストップ。20歳の金子が序盤のKO勝ちで大物食いをはたした。