試合:初回、タイトル奪還に闘志を燃やすサスウポー多田が先に仕掛けると左ストレートを痛打。足を使って距離をキープする江畑にワンツーを決めて優勢を印象付ける。後手に回った江畑は3回、軽快なフットワークからワンツーを好打、相手のパンチを巧みなディフェンスで回避。多田はペースを取られまいと4回にはワンツーでアゴを跳ね上げると連打を浴びせた。その後も多田はプレスをかけて積極的な攻撃でペースを維持した。6回、多田は偶然のバッティングで左目尻をカット。7回、今度は江畑が偶然のバッティングで左目上をカット。苦しい戦いを強いられた江畑は8回、距離をキープし有効打を決めて挽回。しかし、多田は続く回に左右に動き左ストレートを伸ばし試合巧者ぶりを発揮した。最終10回、大歓声の中、両者とも一歩も譲らず試合終了となった。採点は97-93×1、98-92×2で多田が新チャンピオンに輝いた。