試合:5月の試合で初勝利を挙げた亀田3兄弟の従弟京之介のプロ3戦目。対する溝越は、3週間後に地元の名古屋で次戦を控えているだけに、TKO負けと負傷が許されない試合となった。探り合いからまずは亀田がジャブ、ワンツーで仕掛けると、溝越はスピードを活かし右のカウンターを狙うが、どうにも硬い立ち上がり。初回終盤に亀田の左フックでグラつき、続く2回序盤も踏み込んだところで右アッパーを合わされた。この回終盤も溝越はペースを上げようと強引に入ったが、亀田の左フックに捉えられてしまった。気負いすぎもあった溝越は、3回も狙った右をかわされると体が流れてしまい調子が上がらず。最終4回こそ鋭くステップインして右を当てたが、連打に繋がらず逆に亀田のワンツーを被弾した。手数と有効打で上回り、2勝目を挙げた亀田だが「俺も相手を警戒しすぎて手数が足りなかった。納得とした試合ではなかった」とファンに不出来を詫びた。