試合:長らく痛めていた右拳が完治、1年3ヵ月ぶりに復帰した小國が日本で4戦を経験しているユニアンを迎え復帰戦に臨んだ。リングアナのコールに深々と頭を下げ応えた小國は立ち上がり、左ボディを効かせては右ストレートの感触を確かめたが、右の引き戻しをユニアンに狙われ右オーバーハンドの被弾も目立った。しかし、徐々に試合勘を取り戻すと左ジャブ、左ボディで相手をコントロール。ガードを意識した状態から時折、右の強打にも繋げた。3回にはジャブ、右ストレートボディでユニアンに苦悶の表情を浮かばせ、さらに相手の腰が引けたところで顔面に右を浴びせたが、決め急ぐことはなかった。しかし4回は左ボディから右アッパーとフィニッシュ体勢に入り、1分が過ぎたところ左アッパーでダウンを奪った。その後も左ボディで倒れたユニアンは、2度とも立ち上がったが、最後は右ストレートから左ボディを返されキャンバスに崩れ落ちた。小國がテストマッチを4回TKOで快勝した。