試合:37歳の細川はかつてのスパーリングパートナーを迎えてのV2戦。33歳の挑戦者・稲垣は進退を懸けて3度目の日本王座に挑んだ。立ち上がり、40戦目の稲垣が左フック、右ストレートで先制し、細川の入り際をうまく捉えた。上々の滑り出しとなった稲垣だが、多少の被弾をものともしない細川に詰められると、接触時に痛めたのか、内出血した右目を気にする素振りを見せた。すると2分過ぎに細川のアッパーでダウン。ここは起き上がったが、続く連打を防ぎきれず、一方的になりかけたところでレフェリーが割って入った。遅咲きの王者が2度目の防衛に成功した。