試合:前日本王者の大橋が元OPBFランカーの佐伯を迎えた一戦。初回から大橋がジリジリと距離を詰めて、ジャブを散らすと体が密着したところに右アッパーを突き上げる。後楽園ホール初登場の佐伯は、遠い距離からジャブを飛ばし左フックを狙いランカー撃破に闘志を燃やす。佐伯は臆することなく大橋の強打に立ち向かうが、左フックを浴びて膝を揺らす。接近戦でのパンチの交換となるが、大橋の有効打が上回る。4回、佐伯はワンツー、左フックで顔をのけぞらせるが、大橋の左フックで腰を沈める。このラウンド佐伯は右目上をカット。大橋のジャブで顔を弾かれた佐伯だが、ワンツーを返し奮闘。6回、大橋は左フックで棒立ちにさせると一気にラッシュ。ここまでかと思われたが、佐伯がコーナーに詰めて細かい連打で猛反撃した。7回、大橋は力強いジャブでダメージを与えると右フックを強振。最終8回、逆転を狙う佐伯は果敢に攻めたが大橋は試合終了間際に右フックでダウンを奪った。立ち上がったところで終了のゴングが鳴った。78-73×2、79-72×1で大橋が再起に成功した。