試合:昨年の新人王戦以来1年1ヵ月ぶりのリングとなったサウスポー松澤が、出会い頭にまずは左のショートを打ち込んだ。先制打を浴びた小出だが、すぐにガードを固め上体を振りながらプレス。松澤をコーナー、ロープに押し込んでは左右をまとめるが、頭から行き過ぎてしまい、注意を受ける場面が目立った。2回、松澤はこのプレスにバックステップが追いつかず苦しんだが、一歩下がって距離を作ると左の強打から我武者羅にワンツー、フックをまとめ応戦。このまま後半に入っても強引に押し込む小出と、迎え撃ちながら体を入れ替えて左右をまとめる松澤の我慢比べが続き、僅かな差で松澤の手が上がった。