試合:4月に大橋健典(角海老宝石)からタイトル奪取した源の初防衛戦。相手は3年ぶり2度目の日本タイトル挑戦の大坪。初回、源がジャブを散らし様子を伺ったが、大坪は左を突いて距離を詰めると右フックを好打。さらに連打で攻勢を仕掛け上々のスタートを切った。2回も大坪の右が光りペースを維持。3回、リング中央で激しいパンチの交換となったが、源が上下に打ち分けた。しかし、気力が充実している大坪は真っ向から打ち合うと右フックを決めてダウンを奪った。立ち上がった源は懸命にパンチを返し窮地をしのいだ。4回、守勢を強いられていた源は左フックを決めて反撃に転じた。5回、体を密着させて細かいパンチの応酬となったが、源の回転力が勝るとロープに詰めて怒涛の連打でダウン寸前まで追い込んだ。前半終了時の公開採点は48-46×3で大坪がリード。6回、源はグイグイと距離を縮めて右ストレートを伸ばしてポイントを挽回した。ペースを奪い返した源は、7回、ジャブで組み立てるとワンツーを浴びせて失速した大坪を攻め立てた。8回、大坪は左フックを振り回すがパンチは空を切り源のジャブを浴びた。9回、源はジャブでダメージを与えるとワンツー連打で猛攻。ダメージの深さを考慮したレフェリーは試合を止めた。死闘を制した源が初防衛に成功した。