試合:鈴木は当初、DEFプロモーションズの売り出すサンディ・ラム(香港)との対戦予定だったが、3か月前にサンディが離脱し、プロボクシング実績ゼロながら、7年間のムエタイ経験の中でボクシングのスパーリング大会に出場していたライスに相手が代わった。このライスに鈴木は、初回、本人曰くの「日本とは違う緊張感」でリズムを狂わされる。しかし2回からは平常心を取り戻して的確にパンチを当て、3回にはライスの動きを止める場面もつくりはじめる。4回後半、ロープ際でのラッシュでライスがキャンバスに沈むと、立ち上がる前にセコンドがタオルを投げた。