試合:中谷は10度目の防戦戦で日本ユース王者の富岡を迎えた。開始はジャブで距離を奪い合う緊張感のある立ち上がり。そこから中谷がジリジリとプレスをかけると、富岡を誘って左フックを狙う。富岡は足を使いリングを大きく回ると、ジャブを連打してリズムを作る。3ラウンド、偶然のバッティングで中谷が左目上をカットした。すると4ラウンド、今度は富岡も頭が当たり左目上をカット。4ラウンド終了時点での途中採点は40-36で1者が中谷、40-35、39-37と2者が富岡を支持した。6ラウンド、中谷はプレス強めると打ち合いに持ち込み右のショートでダウンを奪い、8ラウンド終了時点での途中採点を78-73、76-75、76-75と逆転。またこのラウンド、またもバッティングで両者が眉間をカットした。後半に入りクリンチの多い展開となったが、中谷が先手を取って試合を優位に進めた。すると11ラウンド、中谷の右が決まりラッシュをかけたところでレフェリーが試合を止めた。