試合:15年の東日本新人王準決勝戦で引き分けた両者。まずはツカダが機動力と手数で上回りかけるが、戸高もしつこく追っては左フック、ワンツーで捉え、2回には左フックでグラつかせ一気に畳み掛けた。ここはダウンを回避したツカダだが、3回もフックを浴び腰を落とすなど調子は上がらず。4回はペースを上げ、戸高のガードの上からでもお構いなしに強打を打ち込むが、流れを変えることはできなかった。それでも引かずに打ち合ったツカダは、5回に相撃ちのパンチで上回り、ヒッティングで戸高の右目上を切り裂いた。これで勢いづくと、ストップを恐れラッシュをかける戸高に対して有効打で上回り続けたが、消耗が激しく7回に入り失速。戸高はここを見逃さずにスパートをかけ、最終8回もありったけの手数でツカダを追い込んだ。ツカダも最後まで粘りを見せたが、最大4ポイント差の判定負け。戸高が完全決着をつけると同時に、ツカダのランキングを奪い取った。