試合:14戦全勝(11KO)の日本ユース初代王者の中谷と、WBCフライ級11位のアンドラーデの対戦。サウスポーの中谷は上体を柔軟に動かしながら左のタイミングを計る。アンドラーデは機をみて飛び込むが、パンチが届かない。2回、アンドラーデが偶然のバッティングで右目上をカット。これを機に中谷が攻勢を強め、左を上下に打ち分けてアンドラーデを追い立てた。アンドラーデも前に出て抵抗することはあったが、パンチの威力には欠けた。その後も押すところは押し、引くところは引いて中谷が主導権を握り続けた。5回、中谷が圧力を強め、上下に左を散らしてアンドラーデを追い立ててダメージを与えた。6回、中谷は左を中心にした攻撃でアンドラーデを後退させ、ボディも攻めた。7回、アンドラーデの右アッパーで中谷のアゴが跳ね上がるシーンもあったが、全体的な流れが変わることはなかった。8回、偶然のバッティングでアンドラーデが鼻を強打。大量の出血のためレフェリーが試合をストップし、負傷判定で中谷が勝利を収めた。