試合:高いKO率を誇る無敗同士の注目対決。柔らかい動きでジャブから上下にパンチを打ち分け攻勢をかける石澤に対し、仲島も足を使いながらジャブ、ボディで応戦。石澤は相手の胸元に出すジャブで動きを止めつつ、右フック、ストレートで着実に仲島の顔面を捉え左目を腫れさせた。仲島も左アッパー、左右ボディを効かせる場面もあったが、試合が進むにつれ左目の腫れが酷くなり、視界がふさがりかけたところでドクターチェック。これ以上の続行は不可能と判断され、石澤がレフェリーストップによるTKO勝利で全勝全KOを守った。
　試合後、石澤は「今日は最初から右フック、右ストレートが良く、セコンドからも積極的に右を使うように指示があった。仲島選手はこちらが良いパンチを何度打っても、連打で打ち返してきた。気持ちがとても強い選手でした。次は日本ユースの決勝、対戦相手の冨田大樹選手(堺東ミツキ)は全日本新人王にも輝いた強い選手だと思いますが、自分も負けるつもりはないですし、これからもお客さんに楽しんでもらえるような試合をしていきたい」と語った。