試合:昨年11月にフィリピンでこの王座のシルバータイトルを獲得した塙を迎え、花形が16年3月に奪取して以来の初防衛戦に臨んだ。ゴングと同時に花形が積極的にワンツー、フックで仕掛け、塙を押し下げスタート。塙は距離を取って迎撃体勢に入るが、2回は花形の速い出入りにリズムを狂わされ被弾が目立った。3回に入ると塙も先に左を突いて対抗するが、花形の勢いは止まらず。この回も強烈な右をもらい顔を跳ね上げた。それでも4回に入ると塙にも攻撃のリズムが生まれ、互角の打ち合いに持ち込んだが、途中採点はジャッジ3者とも40-36のフルマークで王者がリード。塙の粘りもあって後半に入るとペースを落とした花形だったが、それでも有効打で上回り、主導権を握り続けた。以降も懸命に追い上げをはかる塙のパンチを花形はボディワークで外しては的確な右をヒット。終盤こそスタミナを切らしバテたが、最終8回は再び塙を圧し前半の貯金を守り抜いた。