試合:12戦8勝(4KO)3敗1分のフィリピン人を迎えた世界ランクにも名を連ねるサウスポーの谷口は、体を左右に振りながら圧力をかけ、詰めたところで右フック、右ボディブローを好打。タダイもスイッチを繰り返しながら左右を振り回すが、これは谷口にガードされてしまった。さらに詰めてからの攻撃が荒く、序盤は谷口のペースで進んだ。3回に入るとタダイの出どころが捉えにくいオーバーハンドが少しずつ谷口を脅かしはじめたが、動きを止めるまでには至らず、以降も手数・有効打とも谷口が上回った。しかし後半に入り、谷口の左ボディストレートが効き始めた矢先の6回、谷口がバッティングで後頭部から出血。ドクターチェック後、レフェリーは続行不能と判断し、谷口の負傷判定勝ちとなった。