試合:9戦全勝(8KO)の井上が左構えから韓国王者のキムにプレッシャーをかけ、早々と優位に立つ。井上は左ボディで攻めたて、ラウンド後半には右フックから左右を浅くねじ込んだ。8勝(3KO)1敗2分の戦績を残しているキムだが、パワーでは井上に及ばない。2回も井上はじわじわと追い、左ストレートを上下に打ち分けた。3回、圧力を強めた井上は左ストレートを上下に打ち分けたあと連打を浴びせ、最後は左ストレートをボディに入れてダウンを奪った。立ち上がったキムは辛うじてラウンド終了ゴングに逃げ込んだ。4回、井上は左ボディブローでダウンを奪い、再開後、左構えに変えたキムに左ストレートから右フックを叩きつけてダウンを追加。今度はレフェリーがカウントを数えずに試合を止めた。