試合:元日本Sフェザー級王者の内藤が、2階級上で2本目のタイトルを獲りにいった。日本でタイトル戦2試合を含め3戦を経験しているアリエンザに対し、同じサウスポーの内藤は出だしから右手を器用に使い翻弄。強弱もあり、アリエンザが飛び込んできたところに右がカウンターでも入った。比国ファイターも2回に入ると圧力を増し、強引に飛び込みはじめたが、内藤は詰められても素早い切り返しでサイドに逃れ、体を入れ替えては右を散らした。3回もアリエンザに付き合うことなくジャブから左ストレート、さらに左ボディをヒット。離れ際には右ボディブローを打ち込み、アリエンザの体力を削っていった。4回終盤には集中打でアリエンザを追い込んだ内藤は、40-36のフルマークで途中採点をリード。あとはいつ倒すかに期待が高まった。5回、アリエンザも勝負を捨てず前に出たが、内藤の上下への連打がそれを上回りロープから離れられず。それでも6回、7回と耐え、しぶとさを発揮。8回までの途中採点は78-74、79-73、80-72で内藤が追い上げを許すも優勢のまま。9回もアリエンザのタフさに手を焼いた内藤だが、最後はレフェリーストップを呼び込みTKO勝ち。2本目のベルト獲得に成功した。