試合:今年7月にロシアに遠征、判定で惜しくも敗れた川西が再起戦のリング。同じ初6回戦の高田とジャブ、ワンツー・ボディで激しく主導権を争うと、2回終盤に右のショートアッパーを効かせ高田の体勢を崩した。圧力重視の高田も3回はバックステップを使いリズムを変えると、右のクリーンヒットで川西を後退させたが、その後もハイペースな打ち合いが続き、攻勢をアピールするまでには至らなかった。5回には互いに強弱をつけたパンチの交換から高田が振り抜いた右ストレートを直撃させたが、ここを踏ん張った川西が下がらずに応戦すると、この回終盤に起死回生の右で高田を撃沈。高田は大の字で倒れたまま起き上がることができず、レフェリーがノーカウントで試合を止めた。