試合:2度目のタイトル挑戦に向け再始動した今野が階級上にランクされる丸木と対戦した。丸木は前日計量で600gオーバーし、当日計量を課せられ68.6kgでリングイン。減量の影響も心配されたが、今野とリードを刺し合うと左ボディを好打した。まずまずの立ち上がりだったが、今野に右クロスを効かされ腰を落とすと、一気に畳み掛けられピンチに陥った。ここはゴングに救われたが、2回も左ボディ、右ストレートを打ち込まれ劣勢は変わらなかった。しかし、丸木も3回に入ると足を使い、左を突いては右ストレートをクリーンヒットさせ食らいついた。さらに接近戦でもボディ、アッパーで応戦したが、今野のジャブに後退するとボディからのコンビネーションにロープを背負う場面が目立った。ダメージを重ねながらも反撃の手を止めなかった丸木だが、連打を浴びたところでレフェリーが割って入った。TKO勝ちで再起に成功した今野は、リングインタビューでホッとしたと安堵の息をもらし、「気を緩めず、来年こそタイトルを獲得できるよう頑張ります」と誓った。