試合:7戦無敗の仲里とB級デビュー4戦目の三代の対戦。ジャブの差し合から三代が強烈な左ボディ、右クロスで上回り、立ち上がりのペースを掴んだ。2回に入ると細かい足も使い的確なリードを突き刺したが、仲里も圧力を強めワンツー、ボデイと対抗。しかし、三代にスピードで上回られ、ヒッティングで左目上をカットした。3回は仲里が左アッパーで攻勢をアピールしたが、三代もすぐに左ボディを返し、主導権を離さず。だが、離れ際に右を打ち込まれダウン。ダメージを感じさせず立ち上がった三代は、この回を凌ぐと、4回は再び機動力を活かしジャブ、ワンツーで立て直した。すると終了間際に右のショートが決まり、仲里からダウンを奪い返した。5回も互いの右ストレート、左フックが交差する見応えのある打ち合いが続いたが、手数の差で僅かに三代優位か。最終6回は思い切って前に出た仲里を三代が迎え撃ち、最後は真っ向勝負のままゴング。判定は三代が2～4ポイント差をつけ勝利。来年1月、日本Sフェザー級6位の正木脩也(帝拳)との決勝戦に駒を進めた。