試合:前日計量で内藤に頭突きをかました13戦無敗のナスイウラは、サウスポー内藤とのジャブの刺し合いにも遅れは取らず、内藤が左に繋げれば鋭いアッパーを返した。さらに時折、モーションの小さい右をヒットさせたが、内藤もスピードを上げリズムに乗るとジャブで上回り、距離を支配。ナスイウラはタイミングを計っては強引に踏み込むが、フットワークで勝る内藤を捉えきれなかった。4回までに内藤がペースを掴み、ナスイウラは徐々に後手に回っていった。5回に入ると声援に後押しされたナスイウラの気勢が上がるが、攻撃的にいったところで内藤の左がヒット。後退を余儀なくされ、いよいよ表情にも焦りの色が見えはじめた。6回、ナスイウラはさらに思い切って左右を振り回すが、内藤はこれにつき合うことなくサイドステップでパンチを外し、左ストレートをヒット。7回に思わぬ右をもらい、効かされたのかバランスを崩しピンチを招いたが、8回は再びジャブを突いてはサイドへの足を使い、前に出るナスイウラを振り切った。判定は割れたが、内藤が2-1で接戦をものにした。